MARIOが最後にBILLBOARDホットR&B/ヒップホップ・ソング・チャートのトップに立ったのは2005年のことだった。そのときは、2004年のアルバム『TURNING POINT』からの「LET ME LOVE YOU」が1位になったのだ。4年後、2枚のアルバムを発表した後、バルチモアのシンガーはふたたびトップの座に辿り着こうとしている。

今週、「BREAK UP」はそのチャートで11週目の2位になっている。SEAN GARRETTとGUCCI MANEをフィーチャーしたこの曲は、MARIOの4THアルバム『D.N.A.』からのリード・シングルだ。アルバムは10/13にJレコーズ／RCAミュージック・グループからリリースされ、今週BILLBOARD200に9位、トップR&B/ヒップホップ・アルバムで2位に初登場した。「BREAK UP」はMARIOにとって4枚目のトップ５R&Bヒットだ。これまでには、2002年に4位になった「JUST A FRIEND」、2008年に5位になったNE-YO作曲の「LET ME LOVE YOU」と「CRYING OUT FOR ME」のヒットがある。

「”BREAK UP”は元々他の人のために書かれた曲だったけど、（共作し、共同プロデュースを手がけた）SEANが僕にくれるまで粘ったんだ」とMARIOは冗談を言う。「このアルバムの多くの曲は恋愛関係について僕の知っていることを教えるようなものになっている。だから、この歌は僕がファンたちと交わした会話のようになってるんだ」

『D.N.A.』には内省的で成熟したMARIOが内面的な問題に焦点を当てているのがフィーチャーされている。「これは僕にとってすごく重要なアルバムなんだ。自分自身を見つけ、今の自分の有様を描こうとしていて、スタートした頃の自分と対比するものになっている。レコーディングでも自分自身についてずいぶん学んだよ」